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つい先日、公演を終えたばかりの永田社中「いろは」のプログラムです。

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てんてん楽曲以外にも、たくさんのオリジナルが数あるのですが、それをどれからどう紹介しようかと今考えているわけです。

あいうえお順が簡単そうにみえて、これまた大変です。
いちいち書き出さなくてはなりません。

古い順というのもいい案ですが、なんにせよ収集がつかないのです。
年代とかはとかく覚えにくいです。
じぶんでもいつ書いたのやら判らなくなってくるものです。
CDや音源などに入れたのならまだしも、書いたまま眠っている曲などは、いつはじめて、いつ完成した(もし終わりがあるなら)のか皆目見当がつきません。

とにかく、記憶に新しいフレッシュなところから攻めることにいたします。


「いろは」公演では、演出をさせていただいたと同時に、この日のために12曲を書き下ろしました。
そのうち2曲が去年使ったものの再アレンジなので、実際には新曲10曲。

すべての曲は、なんらかなのカタチで色にかかわっています。

舞台の構成としては曲と曲とのかかわり、時間の流れなどをまず第一に考えることにしました。

たくさんの照明と衣装替え。
なかなかやり応えありました。
今回、全曲を一から作るにいたって相当な時間と労力を費やしましたが、その結果あって悔いのないステージになったと満足しております。

まず一曲目をご紹介するまえに、いろはの色について。


さまざまな形で表現される色。
同じ色でも人それぞれの呼び方はありますし、それぞれが思い浮かべる色合いもまたさまざまです。
 
春夏秋冬、四季折々の自然の変化に富む日本において、人々は目にする自然の色から季節の移ろいを感じ、恵みの豊かさに感謝し、色彩と語らいながら生きてきました。

 
今回の公演での作品はすべて色が題材となっています。
 
音を色にすると言うことは、どんな色かを説明したり演出することではなく、
 
曲のイメージする音、または表現したい色を説明をするつもりはありません。
わたしたちは楽器や音を通じて、いろんな色をつけてみたり、重ねてみたり、または織りこんでみたりする作業を常に繰り返しています。それぞれの色がもたらすリズムからは、時間・空間の広がり、手ざわり、温度までも伝わってくると思います。
 
そこに生まれる色彩は単なる効果や仕掛けではありません。

わたしたち永田社中が生みだす音のなかに、確かな色やカタチがあることをじかに感じていただければさいわいです。


幕開け;

東の空が白けだんだんと朝に向かっていく、あの空の色合いを東雲とよびます。
 
朝の空気とともに澄みわたり、どこまでも壮大かつ幻想的なあの色です。

1shinonome.jpg
 写真提供;http://kabegamimura.net/
 
「しののめ」
読んで、書いても良い言葉です。
 
そしてこの壮大な朝焼けの東雲色を実際に目の前にするとき、大自然への賛歌はコトバというよりウタとなって現れます。
そのウタは祈りにほかなりません。
 
そして今、このわたしたちの祈りとともに幕が開きます。
 

と、ここまでが先日の永田社中「いろは」公演のプログラムにある曲目紹介文。

一曲目に披露したこの「東雲」という曲は、詠唱、吟謡とでもいいましょうか。
とにかく、朝焼けとともに詠みあげられる祈りのうたです。

わたしたちは、姿勢をただし、意を決して、この祈りを謳いあげなければなりません。

それが作法であり、自然のふるまいだと考えるわけです。

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photo by;YOSH INOUYE
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まずまずてんてん
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てんてん-TEN TEN
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性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
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