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めずらしく英単語の曲名。
「軌道」と書いてオービットと読んでもかまいません。
呼び名はさほど問題ではないのです。
なんといっても大宇宙のお話なのです。
 
そうです、セットも太鼓もさることながら今回のテーマは果てなく大きい。
 
概念といたしましては(さほどとりたててありませんが)惑星が軌道にのってまわる・・・
そうでした、それだけのことでした。
果てなく回る、それ、です。


というわけで、12の太鼓を用意します。
  
ここで欲を申し上げますと、太鼓も3種類ほどご用意いただいて、小、大、中、と並べていきます。そして、大がちょうど時計の12時、3時、6時、9時を指せば完璧です。
 
それをですねえ、美しい丸形に並べます。正確な円であればあるほど良いのです。
そして、その円のちょうど中心に立ってみます。
もうそれだけで宇宙の中心のような気がするのです。
身体が時計まわりに回ろうとしてくるのです、不可思議なものです。
重力にさからってはいけないのです。
あくまで、自然に。
 
そんなふうにして太鼓宇宙のなかに自分を置いて(追い込んで)みます。
音が重なったり、呼応したり、追いかけあったり。
そんなふうにしてすこしづつ音を作り上げていきました。
 
繰り返すパターン。
 
連続のなかに生まれる変異。
 
突発する静かな爆発とかわることない平穏。
 
 
とにかく回りながら打ってみます。
やたら目がまわるのです。
 
ある程度の基本ができたら、実際に演奏者(犠牲者は永田氏、アツシくんとニックでした)を置いてみて、三人同時にまわしてみます。
常に一定の距離と空間を保ち、そして順応しあわなければなりません。
ひとりひとりの安定感が重要なポイントなのです。
ぶつかったり足を踏んだり蹴ったりなんかしながら、なんとかカタチを作っていきました。
 
公演でのわたしの実際のパートは、遠くで流れるオスティナート。
連続するメロディ。
当たり鉦(ちびゴング、または鉄琴でも可)も3種類の音を使います。
レコーディングした際は、鉦のうえに、鉄琴でしずかな旋律も加えました。
ちなみに、CD「綴」の7曲目。
 
レコーディングの様子はこんな感じです。
 
orbit-studio.jpg

カメラマンは永田氏。
アツシくんとニックがこれから鈴のパートを重ねる、という場面です。

セットが、そう大掛かりです。
3人で12台。
はい、贅沢なのです。

あなたのお部屋の四方(左右・前後)ぐるりにスピーカーがあれば、仮想太鼓宇宙体験ができるやらしれません。
いや、STEREOで録音したのでした。無理です、ごめんなさい。

まわっているなあ、などとイメージしながら聴いていただければなによりです。

Orbit.jpg
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まずまずてんてん
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HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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