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14tabla.jpg

北印度打楽器、タブラです。

ずっと昔から憧れていた音色。

インドの言語について詳しくないのですが、ヒンディー語、ベンガル語、英語でも、インド方面に住む人々の言語はタブラの音に似ていると感じています。特徴は、抑揚が少なく短いシラブルで早口。
 
わたしの現在教えている音楽学校のワールドミュージック科に始めて登場したタブラコース(現在休講)の講師、RAVI先生はカナダ生まれのカナダ人。

彼が話す言語はまさにタブラそのものなのです。
いや、タブラがラヴィ氏の言葉なのか。

語調もリズムも、はたまた音階まで似てくるとは、あら不思議。
 
第一回タブラ授業、生徒は計8人。
みんなで輪になって鎮座し、タブラとご対面。
まず叩く前に口唱歌でリズムを覚えます。「タキタタキタティリタカナー」とか言いながら全文暗唱していきます。まるで呪文。
さながらお経。
気合入れて念じます。

唱歌がリズム良くうたえるようになったらタブラの登場。
右手にタブラ、左手にバイロン(いわゆるベースです)。二つでセットです。

覚えた呪文どおりに指を動かし、はじいたり押さえつけたりしながら音を出していきます。
ことごとく難解。

毎回持参するノートブックにはぎっちりとタブラ語が般若心教よろしく書き込まれています。もちろんカタカナで。タ、ナ、という一打を一音符としてノートブックに書き記すことができるからです。便利です。
アルファベットならTA、NAとか文字が二つ並ぶところです。とても都合がよろしくないのです。

他の利点は、授業中クラスメートがちょっと横目で覗いても意味不明、という点においても良いのです。覚えられないのなら自分で書け、と言いたいわけです。

わたしの今まで学んだ中でもっとも集中力と記憶力の必要なクラスでした。

で、14週のタブラコース、最後まで残ったのはわたしとタブラ経験者の音大生アルバートくんのみ。
次学期は・・・ありませんでした。

時々はマイタブラで自己練もやります。

脳の活性化に実によろしいのです。

ちなみに上のタブラは、印度からわざわざやってきました。
お土産品とはいえりっぱなものです。


自宅でタブラ語をそらんじながら一人印度の太鼓を叩く、そんなささいなことに喜びを感じる今日この頃です。

 
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まずまずてんてん
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てんてん-TEN TEN
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性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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