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字体シリーズがつづいているので、もうひとつ。

つくったのは、もうずいぶん前。
心温まる、なごやかな作品。

とても気に入っています。
この柔らかい色具合といい、
なめらかな曲線といい、
手で「包」むのにぴったり。


ちょっといい話:

「己」(おのれ、Sの逆)が女性。
「勹」(つつみがまえ、かんむりパート)が男性。
このコンビネーションが抜群。
われながら、あっぱれです。

かんむりがぐっと己をつつんでくれそうな、心強さが感じられます。

このあと実際に、やさしく包まれたかどうかはご想像にお任せいたします。


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iro.jpg

渾身の一作:黒の「色」

墨一色です。
毛筆です。
気合です。

モノトーンとはいえ、なかなかカラフルに仕上がったのではないでしょうか。


一応、お習字2段(現役時代)といたしましては、
わたしなりの評価をだしてみることにいたします。

よかったところ:
-なかなか勢いがあってよいでしょう
-かすれ具合もなかなか
-あんまり手や服を汚さずに書けたのも◎

おしいところ:
-最初の一筆目にちょっと気のゆるみがみられます
-角の押さえ具合もあと一歩
-毛筆用半紙を使わず、プリント用紙でまかなってはいけません
-すぐにスキャンしなかったので、紙がしわくちゃになった点も注意せねばなりません


5段階評価では・・・
「4の下」といったところでしょうか。
ato.jpg

大雪が降ったので、
ひさしぶりにてんてん字画づくりに挑戦しました。


「あと」とはちょっと読みづらいかな・・・
失礼いたしました。
(注釈:ちなみに「あ」の最初の線から二番線に行くときはバックです、かなり高度な技です。)

そのあと、第二線から三線目へは軽くジャンプ。
膝まで雪に埋もれたままの跳躍は非常に難解です。

これさえクリアすれば、「と」は簡単。
割り箸についている「おてもと」の要領で、さらっと一筆書きに仕上げます。

所要時間18分。

字画制作中、散歩していたカナダ人とカナダ犬が
じいーっと様子を伺っていたことも忘れてならない思い出です。
感慨無量。

なかなか雪国の情緒が出ていて、気に入っています。

芸術点高し!
かな。


今回の反省点:

背が、あと2~3メートル高かったら、
遠くの「あ」まで美しく撮れていたのに・・・
と思うのが惜しいところです。

お空がかなり暗くなりかけていたので、いそぎ足で跡をつけたことも悔やまれます。
そのためブーツにどんどん雪が入ってしまいました。あせりは禁物です。


その他のてんてん字体もよろしくよろしければご観覧くださいませ。
10週にわたるスタジオ太鼓クラスが終わりました。

昨日のリサイタルも大成功。

演目は以下のとおり:

7時クラスは「錦」(がんばれ大太鼓バージョン)
8時半クラスは「青海波」(のりきれ大型波バージョン)

6ea0a5d4.jpeg

波がときどき途切れたり、荒れたりもしましたが、なんとか最後までやり遂げました。
充実感でいっぱいです。
クラスを受けもってみて、自分なりに学ぶこと、反省することが多いのであります。
たくさんの人をまとめるというのは、容易なことではありません。

まとまらないのは、自分の指導力と経験不足に他なりません。

ひとつの音楽、アンサンブルとして結束するには、
なによりも信頼し合うことが大切だと感じる今日この頃であります。

RCM(コンサバトリー音楽学校)の太鼓コースは始まったばかり。
4月のリサイタルに向けて練習に励みます。


まだまだ力不足ですが、これからもがんばります。

studio-classA-feb2011.jpg
てんてんです。

バリです。

気分が、バリバリ。

まさか、この北国カナダでバリを感じるとは思っていもいませんでした。
といって、バリに行ったわけではありません。
バリはまだまだ未知の国。
ガムラン音楽を聴きながら、トロピカルな気分に浸っています。

初めてバリダンスとガムラン演奏を観たのは、オタワのインドネシア大使館。
わたしはガムランをやってみたくてワークショップに参加しました。

そこに講師として来ていた先生は面踊りの名手(男性)だそうで、
見事なキンピカぎらぎら衣装とメイクに
5センチはあろうかと思われる長い爪と
食いつかれるかと思うほどの目の迫力で
バリ初心者を圧倒していました。

いや、あれはほんとにすごみがあった。
まるで、獣になって踊る宝塚歌劇男優(女性の)を目前に見た気分です。

いや、それだけではないのです。

目と指先の表現力。

あれに圧倒されるのです。
女性のダンスは、もっと優雅で官能的です。
腰のラインがとても美しい。
首から腰にかけての曲線がとてもなめらかなのです。
うっとりしてしまうのです。

でも、やってみると以外に重労働。
猫背のわたしは、すでに背中じゅうが痛みます。
常に腕を張って踊るので、どんどん二の腕がさがります。
体中から汗が噴出すわけです。
まったく優雅どころの騒ぎではありませんでした。

以上がバリ文化初体験リポート。

その後はなかなか機会に恵まれなかったのですが、
とうとうチャンス到来。

去年暮れから参加しはじめましたバリダンス教室。
こんなかんじでやってます。

bali-class.jpg

講師は二ノ宮恵子さん(前列 左)。

身体がすっきり。
気分もすっきり。
このまま体型もすっきりしてくれたらいいんだけどねえ。

みなさんもよかったら参加しませんか。

詳細などは直接こちらから:
http://www.keiko.ca/bali1.html
インフルエンザA型のアウトブレークのため
公演が延期になっておりました、
イーホンセンターの新年「あけましておめでとう」公演
 
12月28日(金曜日)の2時半から
てんてんの
高橋アキと永田キヨシがまいります。 
 
またみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。
てんてんです。

年明け、みごとな雪日和です。
昨夜から積もった新雪が朝日にまぶしいのです。

こんな日は雪見に行かないわけにはいきません。

さっそく公園に向かいました。
徒歩15分。
思った以上に雪見客が多いのにびっくりです。
さすが雪国人。
みんなこの日を待っていたのでしょう。


ただ見物するのではつまらないので、すべってころぶことにしました。

必要なものは、ただのぺらぺらなプラスティックの板一枚(約3~5ドル)。
これで十分なのです。

スレッド(そり)ともいいますが、
遊びとしては、

Toboggan

トゥボーガンというのだそうです。
聞きなれない言葉です。

とにかく、雪すべりにスキーやストックは要りません。
お手軽なのが一番です。

で、いざ出陣。

aki-slide.jpg

一気に下ります。
推定最高時速は32キロ。

切る風が痛い。

バランスを崩し、勢いあまるとこうなります。

aki-fall.jpg



今度は伏せ寝で挑戦です。

aki-neru.jpg

叫んでいると、大量に雪を食べることになります。
雪しぶきで視界は真っ白。

かなり調子にのってしまい、体全体が雪だるまになっているのにもかかわらず、われをわすれて遊びほうけてしまいました。

またいっぱい降りますように。

aki-climb.jpg
てんてんです。

あっという間に新年のお休みが過ぎ去ったのでありました。

永田社中としてのスタートは9日。
なんとなく、体がなまっているような気がしないでもないのです。
それは、皆おなじであろうと思われるのですが。

てんてんの興行スタートは7日。
のはずでした。

毎年よばれている、ヘルスケアーセンターでの新年会。
今年も元気にやるぞー、と気合を入れておりましたところ、急な通達:

「イーホンセンター、キャッスルビュー(12日新年会)ともにインフルエンザのアウトブレイクにより、ビル全体が立ち入り禁止状態となりました。状況がおさまり次第、また日をあらためてお願いしたいと思います」

この時期といったら流行風邪。
まさにインフルエンザの暴動です。

1995年、 伝染病エボラ熱をテーマにした映画「アウトブレイク」を思い出します。
あれは怖い映画でした。

でも、たかが風邪。
されど風邪。

みなさん風邪にはじゅうぶん気をつけましょう。


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村衆のおまつり。

みんな集まって何をやっているかというと、豊穣を祈願し踊っているのです。

呼んでいるのは海の向こうからやってくる、獅子神。
豊作と平穏の神さまです。

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浜獅子プレミア上演2004年6人制

わたしの生まれ育った島は、年に一度、獅子がやってきます。
遠く海を渡ってきます。
そして各家を一軒づつまわりながら舞い踊るのです。

最後に村の中心、八幡さまにすべての獅子神があつまり、お宮の前で舞を奉納します。

ある獅子は、牡丹の花といっしょに踊ります。
美しい笛の調べとともに、花と戯れる雌獅子なのだそうです。

猫獅子と呼ばれる、猫に似た元気な獅子もいます。
ウトウトしたりキョロキョロしたりと落ち着きのない獅子です。

鉦と太鼓に踊らされ、歓喜する獅子は、子供たちが、使いとなって獅子を諌めたり囃したりします。

狂い獅子といって、とにかく街中を駆け回り村人にちょっかいをかける獅子神もいます。

どの獅子も、神というよりとても人間=動物的です。
だからよけいに親しみが湧くのかもしれません。
楽しみ、安らぎ、感謝をする日なのですから。

獅子のあとは、太鼓御輿(みこし)がでます。
御輿の屋根には幾重にもなった朱紅の布団が積まれています。
真ん中に大きな太鼓を据えています。
祝詞を唱えながら太鼓を打ち付けるのは、7-9歳の四人の男稚児。
その御輿を大の男衆が20-30人ほどで肩に担ぎ、村を練り歩くのです。

この秋の祭りは、芸能であるとともに、たしかな祈りの儀式です。
島人たちの喜びや虞(おそれ)が、この行事をつかさどる原動なのです。

日常から離れ、神さまとともに過ごすのですから、人々はハレの衣装をまとい、化粧をほどこし、そして獅子や御輿を迎え入れます。

祭りには強力なパワーがあります。
大地を揺るがし、天を轟かし、島全体を一気に奮い立てます。

それほどの気力・人力と連帯感で、天災に立ち向かわなければならないのです。


ここまでが、わたしの覚えている祭りの記憶。
そして、この体験がわたしの「浜獅子」構想へと結びつくわけです。

「浜獅子」は、曲でもなく、劇でもなく、特別な儀式です:

ある日、村人たちが寄り集まり、輪になって獅子を呼び覚ますための舞を舞います。

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みんなの掛け声
「しーしがでた、しーしがでた」

とともに、輪の中から獅子が飛び出します。


浜獅子2005年の9人制「浜獅子」コンサート版

獅子は、人々とともに祈りの舞をささげます。

ただこれだけのことなのですが、わたしにとってはとても大きな意味をもっているのです。


というわけでかなり私的な思い入れを、パフォーマンス用の楽曲として「永田社中」というグループに無理強いいたしました。反省しています。
とはいえ個人的に大好きな曲なのです。
この後、永田氏にレコーディングの話を持ちかけられました際、すぐにこの「浜獅子」を録音用(視覚効果・踊り無し)に作り替え、なんとかアルバムに挿入してもらおうと必死になったのを思い出します。
われながら、オトナゲナイ、のであります。

もともと、祭事用・儀礼目的に「浜獅子」を書いたにもかかわらず、レコーディングというほとんど娯楽音楽としてしか受け取られない媒体に持ち込んだのです。

永田社中CD「岐路」をお聞きになった皆様、
五曲目「浜獅子」を聴いて、首をかしげた皆様、

申し訳ありませんでした。

ぜひぜひ、いつの日やらDVDとして「浜獅子(完全版)」を再録音し、獅子の動き回る画像とともにお届けできますよう、今後も日に日に精進いたします。



いろんな意味で、印象深いこのCD。

永田社中 ーNAGATA SHACHUー
と正式に社名を変える前、

KIYOSHI NAGATA ENSEMBLE
としての最後のアルバム

2005年「岐路ーKIRO-」
です。

  1. 祭り幻想
  2. 本調子
  3. 風の精霊
  4. 微動
  5. 浜獅子
  6. 転轍の枷 
  7. 雲のなびき
  8. 弁天囃子
  9. カンダ太鼓
  10. 船場追分
以上10曲入り。

すでにご紹介している曲もありますが、まずアルバムについて。

ひと言で申しあげますと、「なんともなしに心地良い」。
扇風機で言うところの、「微風」。

もっとも顕著になのは、永田氏の名曲「祭り幻想」。
出だしからうきうきするようなビートでフェスティバル気分を高めてくれます。
とはいえ、自分は祭りのど真ん中にはいないのです。
あくまで祭りの傍観者。
みこしや露店や祭りの喧騒を、三階の窓からゆっくり眺めている・・・といった風。

さして、幻想か。

いや、幻ではなく、確かにあるんです「お祭りワッショイ」は。
でもなんとなく上からゆっくり眺めていたい気分のときもあるでしょう。
うちわでぱたぱた扇いだりしながら。

そう、そのぱたぱた。

あのかんじ。

真夏の、熱気のなかの、あの微風をおもいだすのです。
なんなら、うつらうつらしてしまいそうなのです。

祭り気分で夢心地のあとは、三味線曲「本調子」で、冷酒を飲みたくなるのです。

チリンチリン、と風鈴もなります。
シャラシャラっと涼しい音がします。

で、べべーん。

今宵 時雨(しぐ)れて
時雨れて 晴れて

風のはやしに 寝付かれず
闇につま音 
節はタンカイ

月に照らされ
夜露に濡れて

糸の泣く音と
風の音と

明けの空
夢か現実(うつつ)か波の音


2番の歌詞に、節はタンカイ、とあります。
琵琶湖に淡海節という曲がありまして、その節を唄っているのです。
真ん中に風のなく音、尺八が入ります。
それにつられて、三味線の糸もなきごえを高めていきます。

泣くといっても、かなしいのではないのです。
わびしい、ことはかない。

ああでもなんだかこうゆうのもいいな、です。

上手にことばに出来ない感情、気分というものが多々あるわけです。
たとえば夢の中。
悲しいようで楽しいようで、なんだかぼーっと覚めてる様子。

Hon_Choshi.jpg

そんな気持ちにさせてくれるのがこのアルバム。
全体を聞いてみてください。

そして、そこから流れるかすかな微風を感じていただきたい。

視聴はこちら、永田社中サイト、もしくはマイスペースから。
http://nagatashachu.com/Taiko_Store/recordings.html
http://www.myspace.com/nagatashachu
まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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