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てんてんです。

あと10日です。
なにがって、わたくしが演出いたします公演「いろは」です。

今回の演目である全12曲をこの2年間のうちに書き上げました。

hannya-making.jpg

そのうちの一曲「伽羅」は、まず面づくりからはじまりました。

鬼がこの面をつけて、太鼓を舞い鳴らしながら祈祷するというものです。
ベースは日本古来からある御神楽です。
わたしは神楽というものをまだ一度も観たことがないので、どれがどう影響したということはありませんが、どこの国の文化にも必ず存在する、ミソギ(神事儀礼)ということについていろいろ考えておりました。

「鬼に化ける」ということは、なにも怒るとこや豹変することではありません。

ここでは「神に祈る」ということにつながります。
それは個人の祈りなどではなく、もっと生命活動に密着した根本的なもの。人間としての普遍的なもの。

その祈りは、神に届かなければならないのです。
大地を震わすような渾身の力が必要なのです。
神に近づき、異界への扉を開けるのは、選ばれた者でなければならないのです。

その選ばれし者は、日常を脱し、身を清め、面をつけ、装束をまとうことで神の従者となります。決してうちのお父さんとか、隣の何々さんであってはなりません。

この特別な面をつくるという仕事を、この夏あらためてやってみることにしました。

節分の鬼を作って以来なので、もう十何年ぶりです。

で、出来上がりがこちら。

hannya-tryon.jpg

永田氏も面の下では、微妙に怖がっております。
マスクに萎縮して、演舞がかたくなるのでは、という心配は無用。

さすがは、選ばれし者。
見事に鬼に化して、立ち振る舞ってくれます。
彼には太鼓の神がやはり降りてくるようです。

衣装をつけ、道具を持ち、周りに従者がつくと、もうすっかり鬼神です。

ぜひぜひ、彼のすばらしい祈祷の太鼓と舞を観てくださいませ。

この二年間、練りに練って、絞りに絞ってつくりあげてきました永田社中のステージ。
いよいよ来月11月の5日に幕を開けます。

詳細はこちら、永田社中のサイトから;
http://nagatashachu.com/Whats_New/whats_new.html

トロントでの公演は二回。
そのあとオタワに向かいます。
チケットの売れ行きは上々なようです。

たくさんの方々に観てもらえますように。

あと10日、お稽古がんばります。
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まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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