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五曲目は、「堀江三曲」です。
大阪の堀江といえば現在は家具の町。
かつては芸妓さんでにぎわう色町だったそうです。
そこに「堀江盆唄」という古い唄が残っています。
廓(くるわ)のことを唄った、とても静かで風情のある唄です。
かんてき割った すり鉢割った
エノー 叱られた 「可笑しゅてたまらん」
竹にスズメは 品よくとまる
それ すいか それまっか
エノー 焼けナスビ 「食いたい食いたい」
とめてとまらぬ こいつアまた いろのみち
それ 廓 それ 堀江
エノー 里景色 「まごころまごころ」
色で迷わす 浅漬けなすび
ヨーイヨイ
ことばひとつひとつに味わいがあります。
わたしのような若輩には、こんな粋で艶のある歌詞は唄いこなせるわけもありません。
あと30年かかってったて唄いきれるかどうか・・・
この情緒あふれるくるわの曲をぜひやりたい、そう思ってインストで挑戦。
お琴に三味線に篠笛。
これほど相性の良い楽器はありません。
この邦楽器は三つは、三曲とよばれてお座敷などで演奏されていたのです。
西欧クラシック音楽でいうところのコンチェルト;ピアノとバイオリンと、ええと、チェロといったふうですか(よくわかりませんが)。
お琴も琴奏者も手近におりませんでしたので、ハイディのお母様がお稽古用に持っていた中国の古筝(グゥジョンと発音されます)をお借りすることになりました。
演奏者はハイディ自身。
金属弦が21本もありますので、それは低く、そうとう深い音がでます。
お琴というよりも、エコーのきいたアップライトベース、横版。
三味線が拍子を刻み、古筝がベース、そのなかで篠笛が旋律を奏でます。主旋律部分以外は即興です。
今にも美しい芸妓さんが舞うような、そんな趣のある一曲に仕上がったといろんな意味で満足しております。
上記の写真が、コンサートでの「堀江三曲」演奏風景。
永田氏が笛メロディを担当しております。
とても色っぽいのです。
なにがって、彼が。
いちばん女性らしいのが、永田キヨシ、その人です。
勉強になりました。
堀江三曲
古謡(作者不明)
編曲:高橋アキ
三味線:高橋アキ
古筝・篠笛:ハイディ陳
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型
「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
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