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てんてんです。

これです。
これが天に届く「テン」です。
太鼓の音としての「テン」は三味線の「テン」に比べてもっと馴染み深いかもしれません。

「テンテケテン」と聞けば、日本人ならまず太鼓が思い浮かぶはずです。

これは日本人の感性であり、わたしの愛する日本語の大きな特徴です。

テンだけでなく、いろいろな音と風景が目に浮かんできます。

ドンといえば、大きな祭りの太鼓の音。
トンはドアをたたく音。
ポンは狸の腹太鼓。
カンと響くかなづちの硬い音。
ゴンと頭を打ちつけた音。

日本語にはこういった擬音の楽しさがあります。
言葉で音の質や重さ、状況や気分まで確かに感じ取れます。


てんてんの太鼓はドンでなくテンです。
とどろかせず、にごらせず、天に響く「テン」の音であってほしいと思うのであります。

囃子太鼓とはいえ、鍛錬が必要です。間や腕の上げ下ろし、座り方、撥づかい、息遣いも目線もすべてマスターしなければなりません。
打楽器演奏の技術や訓練よりも、太鼓に向かう姿勢、集中力、そして美しく凛々しい型が、テンテンと鳴らすための大切な要素です。


4kiyoshinagata.jpg

太鼓の達人;
「永田社中」率いるリーダー、永田キヨシの太鼓には祈りがあります。

彼自身が自然体として太鼓に共鳴するからだと思うのであります。

彼の握り締めたバチに、炸裂する低音に、振り上げられた腕に、表情に、筋肉の収縮に、にじむ汗の玉に、すべてに痛いほどの気持ちの高ぶりをみるのです。

世間では、いろんな人がアーティストを目指します。

才能ある人。器用な人。すごくがんばり屋の人。運のある人。人材に恵まれた人。売り込み上手な人。ただ何かやりたい人。元気な人。ヒマな人。

永田氏ほど一途な人は稀です。
ただ真剣というそれだけで、人を圧倒させ、納得させることができるのだと彼を見てそう感じるのです。

それはまるで子供が砂遊びに夢中になる姿、もしくは馬が奔走する姿に似ています。

目的や計算のない、ただひたすらな行為。

それを本能と呼ぶなら、永田氏は本能で太鼓を叩くのでしょう。

http://nagatashachu.com/


引き続き、永田氏の奏でる「填々」へと参ります。
 
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まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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