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てんてんです。

縦置きになっていますが横笛です。

「填す」(あ・す)と書いて、いっぱいにするとか満たすとかの意味になるそうです。
聞きなれない言葉です。
もって、「填す」。

言ってみても素敵な語でしょう。
この音読みがテン。
充填・装填と聞けばなんとなくイメージも湧きます。ありがたき漢字変換機能。いろんなところで勉強になるというわけです。


そうです、横笛のてんはまさに「填」。
ぽっかり空いたところを満たし、吹き抜ける竹の音が心地よいのです。

竹一節のシンプルな作りなだけにとても音を出すのが難しい楽器です。ちょっと滑稽で、なつかしい竹笛の囃子は、太鼓、三味線といったごく単純で土臭い楽器と自然にうまく打ち解けます。

風の如く天に響きわたる笛の音は、てんてんの曲に新しい息を吹き込み、全体を優しい風で包んでくれます。
 
 
写真の笛はてんてん自慢の六本調子笛で、銘は「竹光」といいます。

このカナダの乾燥した気候にも耐え、わたしの重くてぱんぱんのカバンの中でもみくちゃにされながらも強く生き抜いております。

この竹光との出会いは十年以上も前、東京にある老舗の笛屋さんでのことであります。

まだろくに音も出せないわたしが目移りしながら選んでおりますと、お店の方がどれでも好きなのを吹いて試していいですよと言ってくれました。ふいに目に付いた一本を手にして息を吹き込んでみたところ、見事にきれいな三の音(低いオクターブです、もちろん)を店内に響かせてくれました。
結果、その笛に感謝の意をこめて、カナダへお付き合いしてくれるように申し込んだわけなのです。
 
で、わたしの笛技術はというと、音が出るといった程度のものでとても演奏など出来ません。
思うように笛が歌ってくれればどんなにいいだろう、と日ごろから努力はしているのですが。

なかなか思うようにはいきません。

なんでも片手間でやってはいけないのです。
これからもこつこつとやっていくほかありません。
竹光に嫌われないよう、時々は手にとってやり息を吹きかけてやるつもりでおります。

それではこのまま「展々」と展開していきます。
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まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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