忍者ブログ
www.tentenCanada.com
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11fu-rin.jpg

てんてんです。

風鈴のてんは「纏」。

まとい、とも読まれます。
風をまとう鈴。

この夏の風物詩、風鈴に昔の人の生活の知恵と情緒性を感じないわけにはいきません。
音で涼しさを感じさせるとは、あっぱれ日本人。

そういえば、ウィンドチャイムという異国の品もありました。
あれもさわやかな音がします。
かずが多いのであまり鳴りすぎると鬱陶しいですが。
風の多い日吊らないほうがいいかもしれませんね。
ともあれ、再度あっぱれ、熱帯国の住人。

では音で暖かな気持ちになれるのでしょうか。

なんだろう・・・マッチを擦る音。
暖炉のパチパチする音。
しゅーしゅーというやかんのお湯が沸く音。
スープがぐつぐつ煮える音、とか。

けっこういけると思いますが。
でも商品としては、無理でしょう。
情緒感に欠けます、か。

この北国に住んでみて解ったのですが、寒いという感情は生死にかかわるわけです。

とてもじゃないですが、気持ちだけでもあったまろうと考える余裕はありません。
そんなことより着込んだり体を動かしたりすべきなのです。とにかく凍死しないためにも、持っている知識すべて、脳も体もありったけ使って寒さと戦うわけです。のんきなことは言っていられません。

身を切る寒さのまえでは心理作戦は無駄というわけです。


本題に戻りましょう。

とにかく日本人としては情緒を失うわけにはいかないのです。

短いカナダの夏の間に和ゴコロを養おうというわけで、カナダでも風鈴を吊っています。
風鈴には不思議な魔力があるのです。縁側にはなくてはならない必須アイテムなのです。

やさしい風を呼ぶためにも。

またくる夏を偲ぶためにも。


では、残り少なくなってきましたてんシリーズ。

「添々」へとうつることにします。
 
PR
<< 添々   |  HOME  |   佃々 >>
まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
calendar
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
なになにてんてん
search

Template by Emile*Emilie

忍者ブログ [PR]