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こちら、てんてん踊り子たちです。
それぞれのジャンルにあった和の音を踊り子たちと時間をかけてゆっくり作り上げていきました。てんてん自らの三味線や笛、太鼓の音に合わせて舞う踊り子たちの気迫と繊細さを実感いたしました。
音だけでなく、体の表現としてのステージは、いつもの倍以上の労力を要します。
つまり、疲れました。
10のうち、7割が即興です。
ダンサーの動きや視線、そして感情を読み取りながら音を入れていくという作業は、思った以上に困難です。うまくいくときは、とても気持ちのいいものです。でも、一時「あれっ」などと我に返ると、その後が大変です。ギミックやテクニックに頼りがちになったり、音が先走りしたり・・・
とにかく大変良い経験になりました。
すばらしい踊り子たちをご紹介したいと思います。(敬称略)
2009年の特別企画バンド。
メンバーは全部で6人。
三味線やお琴、竹笛などの和楽器に、ベースやドラム加えた最近よく見かける和洋折衷バンド(カナダ版)でございます。
和のあやふやさと洋の完全合理さ。
和の自然音と洋の硬質機械音。
なにもかもが新鮮で発見と驚きの連続でした。
和楽器はコードが容易に変えられないので、すべての曲をイ短調(Aマイナー、で、イ短=異端)のみでやりきったおそるべし単調斬新企画であります。
ほとんど悪乗りだけで結成させたにもかかわらず、バンド会期中はメンバー全員おそろしく真剣でした。
永田社中のメンバーが全部で四人(永田、草野、シャオ、そしてわたし)。
永田氏は言わずと知れたハードな太鼓の達人。往年ロックもクラッシックもお好きという古典男。
草野氏は尺八の本曲奏者。そして演歌も得意。まさに、純和風のポップ男。
シャオ氏はジャズがベースのヒップホップドラマー、けだいるい男。
そして古い友人、ベース坂本氏は、慎重寡黙にファンクやロックをこなすイカス男。
それに今回特別参加の谷氏。
正統派です。邦楽一家でそだった血統書つきの硬派男。
何だかわからないけど、とにかく熱い男が五人。
なんといっても構成団員のばらばらさが、またよかったのかもしれません。
といわけではちゃめちゃ異端児をご紹介します。
まず一人目。
企画・経営部 高橋アキ(三弦、唄)
広報・運営部、兼マネージャー役 永田キヨシ(篠笛、太鼓、鼓)
二ヶ国語通訳係、盛り上げ役 草野スコット幸吉(尺八、チンドン太鼓)
YAMAHA血統書付きスペシャルゲスト 谷真琴(十三弦筝)
ファミリー派コンピューター系 坂本史唯 (低音四弦)
闘魂ドラマー ニックシャオ(打楽器一式)
演目:エナジーフロー(坂本龍一)、真っ赤な太陽、ファムレウタ、その他のAマイナーの曲
演奏先:トロント日系文化会館、ブロアーストリートフェスティバル
こちら、オリジナル曲作りの一環として乗り組んだ企画です。
デビューアルバム「テンテン出囃子」完成を目標に掲げ、発動いたしました。
組員は三人。
もちろん企画、発案、そして曲作りはわたくしこと、てんてん。
腕利きプロデューサーとしても、マネージャー、プロモーターとしても協力を得ました恩師、永田キヨシ。
音源づくり、レコーディングに大きくかかわってくれた頼りになるDJ音屋、ハイディ陳。
その他たくさんの人々の協力を得て、なんとか完成までこぎつけたファーストアルバム、それはそれは我が子のように可愛いものです。
ハイディはこのイベントのあとすぐに両親のいる香港へと巣立っていきました。
曲づくりも含めて、楽しかったこと、苦しかったこと、あせりまくったこと、ぜんぶひっくるめて、たいへんに勉強になりました。
ひとつひとつ積みあげていくことの難しさ、考えすぎて陥るどん底の深さ、眠れない夜の長さなど、受験やオーディションでも経験したことのない焦りと不安に悩まされ続けました。それでも、創りあげていくことの喜びには代えられません。
曲の良し悪しや演奏の出来不出来よりももっと問うものがあるのです。
鳴り物応援団としてレコーディングにも参加してくれた永田社中の面々。
女三人コーラストリオに加わってくれた坂本教授、どうもありがとうございました。
出囃子乗組員:
高橋アキ(三味線、唄、鳴り物)
永田キヨシ(笛、太鼓、小鼓、鳴り物、お囃子)
ハイディ陳(笛、太鼓、唄、鳴り物、箏)
ニックシャオ(太鼓、パーカッション、鉄琴)
坂本いづみ(唄、鉄琴)
加藤美樹(三線、太鼓)
加藤篤とアンジェラコランジェロ(太鼓、鳴り物、お囃子)
そして全員勢ぞろいのアンコールで終わり
これからもてんてんをどうぞよろしくお願いいたします。
音源はこちらから;
こちら、てんてんトラディショナルです。
いえ、この虎とはまったく関係ありません。
このポスターは、トロント市にあるバー「トランザック」主催のイベントに呼ばれました際に作っていただいたものです。なぜ虎なのか、それは知る由もありません。
あらためまして、こちらがてんてん正統派なるものです。
純情派とも言います。
思い立ったが吉日、永田社中の頭である永田キヨシ、そして同じ太鼓メンバーとしても活躍していたハイディ陳の三人でほそぼそと活動開始。
基本的には三味線・唄に笛と太鼓。
日本民謡古い歌謡のアレンジ、即興ソロの開発、オリジナル楽曲の作成などなど、学ぶことは尽きません。なによりも、三人、息を合わせる事が大事です。「永田社中」として太鼓リハーサルやツアーで常に顔を突き合わせ、ともに仕事している仲であるとはいえ小曲をうまく仕上げ、小さなアンサンブルでやっていくということは難しいものです。パワーやテクニックで乗り切れないのがつらい。
とはいえ、3人よれば文殊の知恵。
だんだんとチームワークもでてきました。太鼓グループよりも少人数、少器数、移動も持ち運びも便利です。ローカルなフェスティバルや晩餐会、式典などの余興として各地に招待されるまでに至りました。ありがたいことです。
2007年の「テンテン出囃子」CD発売記念コンサートの後、ハイディが香港に帰省。
現在は、永田社中の創立時から太鼓打者、笛・尺八奏者として永田氏の右腕となっています草野スコットを迎えまして演奏を続けております。
2008年冬はお琴や三線なども加えて大掛かりなアンサンブルを成功させました。
今日も、北米の皆さま方に優しい日本の音を運んでおります。
高橋アキ(三味線、唄、鳴り物)
永田キヨシ(笛、太鼓、小鼓、鳴り物、お囃子)
草野スコット幸吉(尺八、太鼓、チャンチキ、お囃子)
ハイディ陳(笛、太鼓、唄、鳴り物、中国箏)
谷真琴(琴)
加藤美樹(三線、唄、太鼓)
安藤メイ子(踊り)
赤地明美(鉦、鳴り物)
民謡全般、太鼓トリオ曲集、オリジナル等
日系文化会館、もみじヘルスケアーセンター、トロント大学、ウォータールー東アジア祭、オタワチューリップフェスティバル、サウンドオブミュージックフェスティバルなどなど
今後とも三人てんてんがんばりって盛り上げていきます。
どうも、またてんてんです。
てんてんは、わたくし自身でもあり、そしてわたしとたくさんの友人やアーティストたちと作り上げていく企画団体の総称名でもあります。
気が向いたときに、おもむろにてんてんイベントを立ち上げています。
コラボレーションといってしまえばそれまでですが、なんとなく勢いで、というか偶然のなりゆきで一緒に共同作業をしてくれた人々もいます。もちろん「ま、ここまで来たんだからしょうがないっ」ってな具合です。
いつもは「永田社中」として、常に同じ仲間たちと音楽活動をしているわけです。
アンサンブルはとにかくチームワークが大切なのです。
いろんな意味で、それはとても大事なことだと思っています。
でも、わたくし個人といたしましては、世の中にいるたくさんのアーティストに影響をうけ、常に感化されながら音づくりをしていきたいわけです。
それは、時代によっても変わるであろうし、そのときの状況や場合によって大きく左右されるであろうと考えるのです。
そのときどきによって造りだしたいもの、立ち上げたいものを、カタチにしたい。
旬のまま演じたい。
そんなわけで、てんてんというおおざっぱなカンパニーをつくったのであります。
前置きがだんぜん長くなりました。
それでは、乗り組み員を紹介していきます。
ひとりこつこつのてんてん・・・
カンパニー原型といっていいでしょう。
ひとりでやるのは結構慣れっこです。意外に気楽なもんです。
カナダの地に渡ってからも最初一年は路上に這いつくばっておりました。
アスファルト上での二時間正座はさすがに重労働です。それでなくても背高のアングロサクソン人にことごとく見下ろされながら、汗まみれで三味線をかき鳴らすことほぼ二年。
出店でメープルシロップを売るおじさんに足蹴にされ、ストリートバンドに追い立てられた苦い経験もありますが、そんなことは門付け芸人苦労話のひとつにもなりません。
そういえばしばらく路上演奏をやってないのです。
小銭に困らなくなったということなのでしょう。
ありがたいことです。
が、またいつ道端に転がるやらも知れません。
路上ミュージシャンを見かけるたびに、他人事とは思えずどうしても足が止まります。
見てるよ、聴いてるよとひとりひとりに言って回りたい気になります。
ひとりでぐらぐら煮詰まるという状況。
いてもいられなくなった焦燥に似た感情。
くつくつ噴出するようなおさまりきらないアイデア、意匠。
そんなことを繰り返しながらちょっとずつ作品の容貌が見えてきます。
ものを作るということはずいぶん普通一般なようでありますが、とかく時間のかかるしんどい作業なのです。
誰かとなりにいて、「あのね今日ねえ・・・」なんて言いながらできるものではありません。
特に、他人に頼まれたからとか、ビジネスだからとか、できるだけ合理的にしようとかじゃなくて、自分で納得いくまでのモノをつくりあげることは容易なことではありません。
何度も何度も試行錯誤して、ああもうだめだあとかいいながらやるものです。
貯金が少なくったって、仕事がうまくいかなくったって、ちょっと常識からずれてったっていいのです。
自分の表現したいものを持っていて、それに時間や労力を惜しみなく尽くせる人こそ正真正銘のものづくりの人。
そうゆうひとに、わたしはなりたい。
ということで、ひとりてんてん。
絵を描いたり、筆を持ったり、作曲したり、演奏したり、こうやってだらだら文章かいたり。
どれもほんとです。
どれもせいいっぱいやってます。
演奏先:トロント市のとある街角、天気のいい休日の公園、気まぐれなパーティーや小イベントなど
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型
「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
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