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shamisen-head

てんてんです。

「テンテケテンテン・・・」という口三味線の「テン」はてんてんの大切な音の素材です。

そうです、疑いなくわたしは三味線という楽器が好きなのです。
現在は計6本の三味線を抱えて大事に育てております。

まず初めて手にしました一代目、はるばる秋田から渡ってきました中古の練習用太棹(銘を「おばこ」と可愛がっております)。練習用といってもりっぱなものです。ただ棹の部分が紅木でなく花梨であるとい以外は。弾きすぎて、爪が木に食い込み、見事に溝となって削られていきました。そのころは、三の糸を押さえるたびにビヨーオンと中国琵琶のような音がしたものです。
もう何度か皮を張り替えているものの、その度に感度が増していくようです。さすが、秋田おばこ。
手をかけるほどに味が出る、というわけです。

その後、友人からいただきました美しい細棹(命名「月の宿」)は糸巻き箇所に少々難有りですが、響きは良いのが特徴です。小唄や端唄がとてもよく合います。

その五年後、やっと念願かないまして特別につくっていただいた力強い津軽三味線「福の神」。
製作者は三重県にお住まいの福三味さん。感謝しております。ヘッドは紅木、見事にすべすべと黒光しております。音は絶妙です。

てんてんパートナーである永田氏の亡きお祖母様が愛用されていた2本の細棹(永田一号と二号)はカナダに渡ってから手にしたものであります。
昭和のはじめ、家族でカナダに渡ってきた戦前の日系一世の意地と誇りが感じられます。お祖母様はこのカナダの地で三味線を弾き語り、日本舞踊もなされていたそうです。永田氏の計らいによって、皮が破れたまま長年放置されていた2本の長唄三味線が復元いたしました。今またこの地で、大勢のカナダの皆さんに音色を聞いてもっています。今後も大切に使わせていただきます。

そして数年前、皮が片方破れたまま知人からいただきました地唄用中棹「諏訪桜」。諏訪湖の付近で作られたこの三味線、どんな経緯を経たのかこの異国に渡り今わたしの手元にあります。いろんな人々に愛され、奏でられ、そして捨てられたであろうと思うと、なんとなく自分自身のように思えてくるのであります。

どれにも限りない愛情を注いで慈しんでおります。

 次にご紹介しますのは、わたしのライフワークとしての「天々」。
しっかり音を聴いていってくださいませ。
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まずまずてんてん
profile
HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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