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camcorder.jpg

動画用カメラです。
まだしつこく漢字表記にこだわっています。


先日、永田氏がパナソニックのビデオカメラをお買い上げになりました。
なんと、手のひらサイズです。

下手すりゃデジカメと間違えてしまうくらいの軽量小型です。
スクリーンにかるーくタッチ。
高画質HD。
ワイドスクリーン。
ハイテク。
 
ついこの間までHI8(ハイエイト)といわれる小指サイズのミニテープが入るビデオカメラを使っていたのです。ツアーに出るときは、10本ほどのテープ(現在入手困難により、すべて録画されたテープをさらに上撮り)をビデオバックにいれて出かけていました。それも、一本に付き一時間ほどしか録画できないため、公演途中の小休憩でテープを替えてもらわなければならないのです。この所為で何度も後半の公演が録画できなかったことがあります。
演奏後はウィーンっと5分ほどビデオが完全に巻き戻されるまでじーっと待ち、行ったり来たりしながら根気強く見たい場面を探し出すのでした。
ビデオテープがやたら擦り切れるのはその所為です。
それはもう、石器時代と人々が火を起こす苦労となんら変わりありませんでした。
 
そんな永田社中のビデオテープ時代も終わりました。

これからは賢いハードディスク内蔵の小型デジタルビデオで録画しちゃうのです。
らっくらくー、です。

でも、問題もないわけではありません。
超軽量小型のあまり、ほんのちょっとの振動でカメラは大地震が起きたかのように跳ね上がります。
ピントを合わせようと指先がほんのちょっとカメラにさわったその瞬間、画像はガクッと大揺れします。
そして指先がスイッチに触れるたびに、グウォゴアガガガギャ・・・という雑音。
高音質マイクのなせる業です。
なんならカメラマンの鼻息だって逃しません。

先日も、ワイドスクリーンカメラで録画した画像を永田邸の通常テレビ画面で観ていました。
みんなの顔も体全体もほそなが―い。間抜けです。
そしてなんだかレトロなのです。
この最新機器でもって。

石器時代のほうがよかった、かも、ね、、、
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sobyo4.jpg

女シリーズ第2弾。
9396ce63.jpg

苦悩しています。
木炭の黒は、苦の黒です。
これは、かなり個人的意見です。

というのも、高校時代の木炭デッサンは困苦以外のなにものでもありませんでした。

卒業後にまた木炭を握ったとしても、なにか別のものが描けるわけありません。3年間ずっと、動かない白い彫像だけを追いかけていたのです。
血の通った肌の色。
隆々とした柔らかい肉。
生きて活動している細胞たち。
そんなものが描けるはずありません。

わたしが描ける木炭画に色や素材はありません。
現実感もありません。
動いているようで完全に静止しています。

悩み悩んだあげくの木炭画は、自由に描くということが出来なくなったわたしの悶絶の作品類です。

ここで取り上げて並べるような代物ではないのですが、思春期の思い出としてしっかり見留めておきたいと思っております。
とにかくいじらしいのです。

何を隠そう、結局、木炭好きなのです。

23cc79a4.jpg

2枚目です。
またもやピースフルなのです。

あまり説明づけるのもなんなので、さらっと流して行こうと思います。

では次。
 



てんてんです、若かりしころの素描です。
木炭です。
いっぱしです。

二十歳ごろというのはなぜこんなにも無鉄砲なのでしょう。
絵の銃撃と掛けている訳ではありません。

意欲と希望があふれている時代は、自分がなんでも出来るような気がしたものでした。

こんな、なにかすごい意思があるような作品なんて今では到底創ることも構想することすらできません。若気の至りなのです。至っているわけではありませんが、いや、こっぱずかしいものです。

とにかく高校時代におっそろしい数の木炭画を書きました。
ほとんどが石膏デッサンといわれる、あの古代ギリシャ彫刻の頭や胴像です。
何百枚描いたでしょう。

その話はまた今度。

で、まず一枚目、学生卒業後初期の素描。
別に大きなコンセプトがあったわけでは決してありません。
まさに、「無鉄砲」のひと言に尽きます。
かっとばしているのです。

次いきます。
mp3.jpg

MP3です。
USBつき。
WTH(WHAT THE HELL)?

エムピースリープレーヤー、 などとこしゃくれた名前の音声再生機です。
名前もアルファベット三つに短縮してスリムに、というところがますます鼻につきます。
MP3、実際の正式名称はこれです; 
「Moving Picture Experts Group Layer-3 Audio 」

中華人民国を見習って、英語を使わない独自の名称を考えてみました。

「超小型圧縮音声自動電子再生機」

「超」とかついただけで、もうすでにうさんくさい。
「自動」とか「電子」とかもかなり古臭いくみすぼらしいのです。

質が良くなり、軽量になり、そして便利になればなるほど名前(記号)が覚えにくくなります。とくに短縮とか省略とかで意味がなくなるともっと意味難解です。

MP3、AACやWAVEとかのファイル名、いわゆるフォーマット名となると、漢字で表すのは極めて困難です。波長やビット数なんかで説明されても、馬に念仏。


とはいえデジタルの時代です。
 
テープがくるくる回って、再生・録音されているという事実が見ることはできません。
ミクロの世界の記憶棒(メモリースティック)にどんどん暗記されていくのです。
それは大半の人間には理解不可能。
魔法のようなものなのです。
魔法箱から毎日のように、音楽や画像が流れてくるのです。

自分自身で選んで使える魔法。

でも、呪文(ぱすわーど)を忘れてしまうのが難。

で、電気と電波がないと、無効。
11md-player.jpg

MDです。

死語、ですか。

というか、北米でMDといったら、メディカルドクター?マスターディグリー?マリーランド州・・・
だれもミニディスクは思い浮かべないはず。
悲しい現実、です。

でもわたし、これまだ持ってます。
そして使ってます。
こんなに便利で手ごろな録音・編集機材が北米でまったく使い物にならない代物であるとは。
残念でなりません。
 
一時期、一部の録音技術者のみ使用していたものの、ハードディスクやメモリーカードの普及により完全に市場から姿を消しました。

それでもわたし棚に100以上ものミニディスクが残っている限り、この時代遅れの珍商品をこれからも愛用していきたいと思うのであります。
 
いとしいMD。
あと5年は生きててください。
headphones.jpg

耳な話。

冬場には欠かせないファッションアイテム。
出かけるときは必ずつけて出ます。
散歩のあいだも。
自転車に乗るときも。

それほどいつも音楽を聴いているのかと思われているようですが、なんのことはない、耳プロテクターです。

事実、耳が凍るのです、カナダの冬は。

これは、耳の規格、または頭部での位置関係が原因であろうと推測されるのです。
分かり易く申し上げますと、顔面より対照に飛び出ております耳という部分にも個人差があるようです。
もっと簡潔に言うと、違うんです、耳が。

まず、頭部のてっぺんからかけるスリムなヘッドフォンタイプ。
あの柄がどう考えても長い。いちばん短くしてもまだぐらぐら。
自転車に乗ってるとあぶなくってしょうがない。

頭部後方から前方にむかってかけるタイプもなんか具合が悪いのです。あれでバスに乗って、どうやって背もたれにもたれていいかわかりません。
アルバム一枚50分が限度。

で、イヤフォン。
耳栓のような、あの丸くなった部分がわたしにはかなりキツイ。あれが、スタンダードなのか?
昔の細長い円柱系ならまだしも、まあるくなってパッドがついたようなやうなはめ込み式は痛いです。
入りきらないです。すぐ飛び出ます。
一曲5分が限度。

最近よく見かける耳の上部にかけるタイプは、どうもうまく居座らない。
ひっかからないのです。どうしようもない。音漏れしまくって断念。
イントロ1分でギブアップ。

やはり問題なのは耳規格です。

同様の理由で市販の耳あて、ふかふかのイヤマフもおさまりが悪いのです。
どうか、小型を作ってくださいませ。
せめてアジア人向け、とか。


で、本題にもどります。

これまでの耳バトルを乗り越える新商品発見。
レコーディング技術者が利用する高性能ヘッドフォン(値もはります)。

わたし愛用はSONY製。
しっかりと頭から固定してくれます。滑り落ちるなんて皆無です。

パッドはレザー。スポンジのように柔らかく、真ん中が空いているので耳を押しつけるような感覚も得られません。耳に吸い付き、外界の冷たい空気と雑音を断ち切ります。

カナダの極寒を乗り切るには、なにより耳の保護が必要です。
 
もちろん、音楽を聴くも良し。

サウンドクオリティ良好。
ベースもトレブルも完璧。

どうしてもヘッドフォンで聞きたい音源ってのがあります。
アルバム10曲のうち2曲半ぐらい。

低音が魅力のサウンドは、カーステやうちにあるミニミニCDプレーヤーなんかでは満足できません。
ボリューム大にしても無駄です。
せいぜい耳につくのはドラムのハイハットとギターメロディー程度(ボーカル除く)。
ライブ音源なんかは、拍手と歓声で頭がわれます。

そう、ベースラインやベースドラムの唸りは、ヘビーデューティーなヘッドフォンで。

どっぷりたっぷり音に浸りれるのです。
ヘブン!

なんだかえらくカタカナ英語が多い・・・のでした。

14sawing-machine.jpg

ミシンです。

この機械、前述のボビンを使うのためにも必要不可欠なのです。
 
マシンがなまってミシンになったという、どこかとぼけた由来のミシン。
初期のころの足踏みミシンなど、電気を使ってないにというのに、ミシンマシン。

洗濯機、掃除機と同様、なぜ簡潔明瞭に裁縫機として日本国に輸入されなかったのでしょう。
不思議でなりません。
しかも、これだけ全国各地に普及したのにもかかわらず、誰もこの命名をあやぶまなかったという事実が気になるのであります。
 
とにかく、わたしが幼少の頃から裁縫機はつねに活躍していました。
 
すべてが魅力的でした。
ミシンが、というより、手早く優雅に巾着やスカートを作り出す母親に圧倒されたとでも言いましょうか。
母の偉大さを感じないではいられません。

ミシンのある部屋はどこよりも楽しい遊び場でした。

色とりどりの糸や生地があって、愛らしい形のボタンやリボンにわくわくしました。
なんだかよくわからない用具;糸通し、指ぬき、ヘラやルレットなんかにもどきどきしました。
 
なかでもボビンは不思議満載。
かたちもキュートです。
糸を引っ張るとくるくるっと回転します。遊びすぎてボビンから糸を全部はずしてしまって、よくしかられました。
 
裁縫しなくても楽しく遊べるミシン。

やはり一家に一台、なのです。
1metronome.jpg

拍節器です。

メトロノーム、とも言います。

てぃくてぃくてぃくと規則正しく音をきざみます。振り子も左右に揺れます。
メトロノーム、時計の秒針、エレベーターの階数表示、洗濯機、鳩・・・
これに共通するものは「なんとなくじーっとみてしまう」です。

メトロノームを使って三味線や太鼓のお稽古をしようと試みます。それが、どうもこの連続的で単調な音を聞いてると、ボーっとしてしまうのです。練習どころではありません。
しばらくはわけもなく振り子を眺めてたりします。眠くなったりもします。
勝手に呪文にかかっているだけなのでしょうか。


実はこの古道具屋からきたメトロノーム(上写真参照)、もっと恐るべき魔力があるのです。

なんと、不規則なのです。

つまりは拍節器具として価値がないのです。が、不拍節器としてのすごい意味があります。
どうすごいのかといえば、まったく予想がつかないということ。自分勝手ということ。
なんといってもアウトローなわけです。
何度試してみても、不規則になる規則性を見出せません。
いったいどういう仕掛けで、「てぃくてぃくてぃく・・・」ではなくて「てぃっくたくたてぃっっくち・・・」となるのか摩訶不思議なのです。

歳を重ねたせいか、いくらか気ままになったにちがいありません。
とはいえ、いくらゼンマイ仕掛けだからといってそんなに身勝手になれるものでしょうか。

これはリサーチしてみる価値ありです。


で、しっかり音を聴こうとねじを巻きます。
巻ききった状態でスタートすると、しばらくは普通に正確(体で感じるられる程度に)に打っております。そのうちに予想外の「てぃく」が現れます。待ってました、と言わんばかりに。
おっとそうくるか、となるわけです。
で、また忘れたころに拍子はずれの「てぃ」。
あれ、そうなるわけ?そのあと、後半はすごい展開になるわけです。

期待裏切られっぱなし。


止まったら後、ねじをほんのちょびっとだけ巻いた状態で、また振り子をつついてみたりもします。やっぱりパワーないのかなと思ったら、おっと突然復活。

底意地を感じます。


では拍節を遅くしてみます。目盛りは40。かなりのラルゴです。
ということは、錘(おもり)が振り子の頂点にくるわけです。そうなるともうなにがなんだかわけがわかりまえせん。なにくそこのやろうと踏ん張って、やっとの思いで左から右へ。で、また左へ、と思ったら止まります。かわいそうになって振り子に手を貸してやります。するとすごい勢いで左へリバウンド、で、右でも跳ね返されてあーびっくりしたー、ってなわけで揺れ終了。

究極の変動ラルゴ。

なんだかすごいことになってきたのでリサーチしていたことも、これが拍節器だということも忘れて、ただ気持ちが高ぶるわけです。

このイレギュラーさに感動すら覚えるのです。奥深い・・・


いくら情がついたとはいえ、この不正確なメトロノームで拍感を養うわけにはいきません。

わたしはもうひとつ、正確(性格のいい?)なメトロノームを持っています。日本製です。
この際どこ製かは関係ないのですが。
こっちは器楽練習用。


電気式もあります。
ほとんどのチューナーや電子ピアノ、音楽ソフトウェアーにも拍節機能がついています。いわゆる「ピッピッピッ」と鳴るわけです。無機音です。

恐ろしく正確です。

拍が狂うことは皆無です。いくら仕事とはいえ、もう少しあたたかみが欲しいものです。


レコーディングでメトロノームが必要の際、「ピッピッ」ではなくシェイカーの「チャカチャカ」とか「ざっくざっく」いう音に変えてもらったりします。
本当は古き良きメトロノームの「てぃくてぃく」にしてほしいところですが、あまりに正確で無感情に打たれるのも哀しいものです。


てぃくてぃくてぃくはあくまでもアコースティックで。


というか、メトロノームごときでこれほど話が長くなるとは・・・ 
まずまずてんてん
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HN:
てんてん-TEN TEN
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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