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namuami-nezumi.jpg

CD
の4曲目に登場いたします難曲、「なむあみねずみ」です。

言ってみるだけで、舌を噛みそうになるのです。
もちろん演奏中もなんど噛みそうになるか。

聞いてみると、なんだかお経のようです。

というか、まさにお経なのです。
かといって神様仏様とはなんの縁もゆかりもございません。
ただ唱える、という意味でのお経。

けっしてご利益があるわけではございません。

涅槃へとたどりつけますかどうかは、判りかねます。

とはいえ、これは悟りをもとめる「ねずみ」のお話でございます。
悟っている(ふうな)のは「かわせみ」であるのですが、このかわせみ、実に奥深いやつでございまして、悟っているのかいないのか、とにかくお茶のつまみとして「おんあみこんあみ・・・」などとやるわけです。
だからねずみ君としましても、とにかく見よう見まねで「おんあみこんあみ・・・」やってみるのです。
こうやってる念じているうちになんとかく肩のコリがとれるのです。
とにかく目先のしがらみからは開放されます。

するどい方はお気づきと思いますが、みみみ・・・と、みが続きます。
とにかく「み」だらけです。
すみずみ、なみなみ。

別名、みみみ神教。

けっして遊んでいるわけではないのです。


「み」をもって、そう申し上げる次第でございます。



なむあみねずみ

曲・詩:高橋アキ
唄・三味線:高橋アキ
唄・尺八・木魚:永田キヨシ
唄・篠笛・仏鈴:ハイディ陳


なむあみねずみは いまだになやみ
しがらみやまづみ かなしみきわみ
くらやみかたすみ ひっこみようすみ
どうにもこうにも いたみがなおらむ

おんあみこんあみ なむあみたまわむ

みなみのかわせみ ゆいつのたのみ
はなみとねずみの かおみにまいり
なむあみこうじょう なみなみきかせば
ねずみもこれぞと おがみてたまわむ

おんあみこんあみ なむあみたまわむ


このつみ そのつみ あのつみ よのつみ
このよの しがらみ あのよの くらやみ
ねたみも よわみも ぶきみな うらみも
しりごみ いやみも すっかり まとめて
なむあみまかせ ふくかぜまかせ
おおなみ こなみで やまうみ こえれば

しみじみわがみの かたもみほぐすは
ごくらくばんじょうと なりまする・・・


かわせみはにかみ つつみをたたみ
おゆのみかたてに くりのみつまみ
なむあみこうじょう なむあみこなすは
ねずみもこれにて いたみがなおらむ

おんあみこんあみ なむあみたまわむ

それよりなむあみ なむあみならずも
なむあみあまって なむあみあらむ

おんあみこんあみ なむあみたまわむ

 

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karaten.jpg


CD第三曲目の「カラテン」です。

カラテンのカラは辛口のカラ。

スパイシーでホットなカラ、なのです。
なにがどうスパイシーかと申しますと、いや、汗が出るのです。
弾いているときはもちろんのこと、作曲の段階でもどぶどぶ汗かきました。

津軽三味線というものは、とかく体力が必要です。
といってもカラテン三味線は津軽とはなんの関係もないのですが。

とにかく、わたしが骨身を削って学んだ津軽三味線。

ほんの一部、いや一節、フレーバーだけでもてんてんアルバムに盛り込みたくって、汗かきながら書きとおしました。つかれました。


といえ、制作段階の初期の構想としては、ちょっと津軽ちっくなほんわか三弦ピースにしようとして作り始めたのでした。

タイトルも「あまてん」。

全ひらがな。

いかにも甘そうなのです。
が、半分仕上がったとところで、聴きなおしてみると、なにやらゆるーい三味線ピース。
津軽のつの字も現れてこないではないですか。
これでは、一生懸命教えていただいた津軽の先生、つくっていただいた太棹三味線メーカーの方々にも申し訳ない。

せっかくの第一作目、太棹使用曲。
ぴりりっとさせたい。

で、タイトルも「あまてん」から「カラテン」へ。

甘口から辛口へ。

柔から硬へ。

一からやり直しです。
予定していた笛メロディーも中止。
全楽章、三味線で弾き通すことにしました。
ばっしばしバチもかき鳴らしてます。

スタジオ録音は3回にわたって三味線を重ねました。一人三役。

とにかく無心で弾きまくりました。
なんといっても、ピリ辛曲ですから。

そしてなんとか完成したのが、ちょっと辛口「カラテン」。

硬派の激辛になるためにはまだまだ修行が足りませんが、これからが勝負です。
これが第一歩になるのです。

近い将来には、ぜひ辛口よりもぐっと旨みのある美味しい「あまてん」を仕上げたいと思うのであります。


カラテン

曲:高橋アキ
三味線・鳴り物:高橋アキ
締太鼓・チャッパ:ハイディ陳
宮太鼓・チャッパ:永田キヨシ

konkonkon.jpg

ゆーきやこんこん、
あられやこんこん、

という楽しい童謡があります。
「こんこん」は雨のりっぱな形容詞です。

漢字でいうところの、「滾々(こんこん)と降る」なのです。

この、あめこんこんの童謡が大好きです。
雨が降るとかならず歌いたくなります。


こんっ

という一音から始まります。はじめの一滴です。そしてまた、

こんっ、
こんっ・・・・

で、3つのこん。


そのころ(2004年)永田社中には、わたしとあと二名の女子が在籍中していました。

ひとりは、わたしのてんてんパートナー;ハイディ陳。
もう一人は、沼津が産んだ打楽器奏者;キョーコ大古田

「てんてん樂」の木琴の章でもふれましたマリンバのキョーコちゃんに、ぜひぜひ木琴を叩いてほしくて作った曲です。
お歌が上手なハイディとキョーコちゃんと一緒に楽しく合唱したかったというのも理由のひとつです。

それがはじまり。

永田社中のステージでの「こんこんこん」は、なんだかスピード感あふれてました。
雨粒こんこんというより、一気にざーっと降るスコールのようなもの。
ときおりばらばらっと落ちることもありましたが、そこはチームワークと三人娘の器量でカバー。
息もぴったりの絶妙な雨降りソングに仕上がったと、満足しています。
これが最初で最後、思い出に残る楽しいトリオ曲になりました。

というのも、この曲をてんてんとして録音、発表するころにはキョーコちゃんは日本へ帰国。
あとに残された二人は、デュエット曲としてこんこんの建て直し。

いきおい良く降る盛夏の大雨から、だらだら降り続く梅雨の長雨へ。
打楽器合奏曲からてんてんわらべ歌へ。
マリンバからおもちゃの木琴へ。

てんてんとしてデュオで録音をしましたが、CDリリースのコンサートでは新たなこんこん隊誕生(上の写真参照);
永田氏が木魚。
ニックが鉄琴。
そしてハイディがシェイカーでわたしが三線。

また違った、こんこんが出来上がったわけです。


これで、あめふりが一段と楽しくなること間違いなし。

こんっこんっとみんなでうたってくれれば、それでとても嬉しいのです。


コンコンコン

曲・詩:高橋アキ
唄・三線・鳴り物:高橋アキ
唄・木琴・木魚・鳴り物:ハイディ陳
 
 

cd-cover1.jpg

てんてんの第一枚目アルバム「テンテン出囃子」の表紙です。

このカテゴリー「」ではオリジナル曲の数々をご紹介していきます。
なんとかこつこつとヒマをぬっては書いていきたいと、思うのであります。


録音されアルバムに挿入されました曲。
練習曲。
ライブのみの曲。
その時だけのおたのしみ曲。
そして今後、一生日の目を見ないであろう曲。

音源あるもの、ないのも、いろいろございますが、とにかくどんどんと順不同に紹介していきます。

視聴のほうは、てんてんのマイスペース;
http://www.myspace.com/tentencanada

または、「永田社中」のホームページ;
http://nagatashachu.com/Taiko_Store/recordings.html

を参考にしていただければ、と思います。



で、あらためまして、最初の一曲。

アルバムタイトルにもなっておりますこの曲「テンテン出囃子」。

にぎやかな囃子笛で始まりますこの出囃子は、デビューアルバムの第一曲目であると同時に、公演最初のオープニングテーマソングです。

「阿波踊り」に似てる?
そんなことは百も承知なのです。

すべての曲は、とおい昔につながるのであります。

ちょっと苦しい言い訳ですが。

なにを隠そう、わたしのうたのルーツは民謡とわらべうたです。

「ねんねこしゃっしゃり」の子守唄を聞き、「かごめかごめ」で遊び、「月がでてでた」で踊り、そうやって育ってきたのです。そうやって唄いなれた節やリズムは、教室で教わったり、テレビやCDで聞き覚えた歌とは違います。

感動したり、興奮したり、そういう感情からはかけ離れた、もっと根に深いもの。

体からでる血や汗と同じもの。


そんな素直な音や拍子が、自分の中にあるんです。
それを考えたりせずにこねくり回したりせず、そのまま湧き出るにまかせてみました。

わたしのはじめてのアルバムは、この曲ではじまるべきしてはじまるのです。


ato-bayashi.jpg

華やかな笛に乗せられて、騒ぐ三味線と弾む太鼓。
踊るアホウに観るアホウ。
この晴れた縁日の雰囲気こそがてんてんの囃子です。

祭りが恋しい、今日この頃なのです。


テンテン出囃子

曲:高橋アキ
唄・三味線・鉦:高橋アキ
囃子・篠笛・鳴り物:ハイディ陳
囃子・太鼓・締太鼓:永田キヨシ

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まずまずてんてん
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HN:
てんてん-TEN TEN
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性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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