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彫刻刀です。

たかが図工の教材。
趣味の彫刻刀、などとあなどってはいけません。
たとえそれがこの工具についた名前であっても。

平刀、丸刀、三角刀、切り出し、いろいろな形があります。

わたしの尊敬する版画家棟方志功は、板画と言いました。
わたしたちは皆とても小さく、はかないものだと言いました。
そして作品のひとつひとつに念願をかけたのだと言いました。

木版は労働作業です。

イーゼルを立て、椅子に座ってさらさらっと、というわけにはいきません。
一枚の板のはしくれを、体全体の重みをかけてがしっがしっと削り取りそぎ落として作品をつくります。
よいっしょこらしょとかいいながら、どんどん彫り刻んでいくわけです。
指がしびれます。
身体がきしみます。
汗が吹き出ます。

じべたに座ってがつがつやる作業。
これがわたしの愛すべきものづくりの姿勢なのです。


木を、板を使うということが、なによりも喜びです。
 

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孫の手です。

このネーミングもさることながら、フォルムがすばらしいのあります。
竹のしなり具合がいいですよね。
指の部分の微妙な曲線も美しい。

現品はチャイナタウンで3ドル50セントで購入。
なんだか孫の手もお安いもんです。

かゆいとこを掻くだけではなく、先端のごりごりで肩こりも揉みほぐします。

さすが、のひと言です。
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マイ箸です。

塗りのお箸をつかう日本。
ながーいプラスティック箸は中国。
銀色の金属製が韓国。
東南アジアはおもに竹、でしょう。

レストランでは「おてもと」割り箸。

それぞれの人のそれぞれのお箸。

わたしの伝統、カナダでもマイ箸で。


いただきます。
 
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生姜です。

しょうが好きです。

たかが生姜と甘くみてはなりません。
栄養満点、精もつき、体を温めてくれるうえ美容に良いときているのです。
もちろん味も香りも、この上なくよろしいかと思います。

我が家の生姜の消費量たるや、米や砂糖にも負けません。

生姜飴、生姜湯、生姜漬けに生姜焼き。

どんな料理でも生姜を欠かせません。
買い物に行けば必ず、網に入った特別大(頭くらいでっかい球根)のものを手に入れ、皮のままゴシゴシ擦ることに至上の悦びを感じる次第であります。

風邪を引いたら真っ先に蜂蜜と生姜のお湯を飲みます。
長旅の時は、車酔い防止のために必ずカバンに忍ばせておきます。
相当に冷え性のわたしは、足浴(常にシャワーなので)するときに生姜を摩り下ろして血行を良くします。次いでに、ほのかな生姜の香で全身リラックスというわけです。

恐るべきジンジャーパワー。

今日もしょうが抜きではいられないのです。
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珈琲器具、其の一です。

珈琲豆を粉にし、圧力をかけて蒸発させます。
その蒸れた豆から抽出された濃厚な湯を飲むのです。

誰が考えたのでしょう。
古代、イタリア人なのでしょうか。

グーぐればすぐ答えはでるのでしょうが、ここは謎のままにしておきましょう。


エスプレッソを飲む、こんな贅沢な時間があっていいのでしょうか。
 
ただ飲みたいだけなら、コーヒー屋で一分も待てばでてくるでしょう。
たかが一ドルちょっとです。
 
が、これを毎朝作るとなれば話は別です。
余裕がある?
いえいえ、急いでるときであっても、身支度の時間をけずってさえも、エスプレッソはいただきます。
朝の身だしなみ。儀式、です。
 
上記のエスプレッソメーカーはわたしの消費量の三倍は作れてします。
カフェインの量も三倍。
興奮量も三倍。
一度に三倍はいけません。適度が大切。
普段は山登り用具店で買った一人用のエスプレッソメーカーを使っています。


とにかく朝一番、 まず珈琲豆を挽きます。結構粗めで。

お気に入りは、チアパス(メキシコ産)またはコロンビアの豆です。
特に味にこだわりありませんが、コーヒーの香で選びます。
朝はこの挽き立て豆の香りだけで、じゅうぶんなのです。
なんなら、もう珈琲を飲まなくったていいくらいです。

ぼこぼこお湯が煮立ち、エスプレッソメーカー内で蒸発しているころになると、もう気分は絶好調なのです。

よし、今日もがんばるぞ、という具合です。
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例の聴診器です。

いったいどういうきっかけでこれを手に入れたのでしょうか。
記憶にございません。
 
それはいいとして、聴診器、実に役立ちます。

まず最初に聞いてみたいもの、やはり体内音でしょう。
 
普段なかなか聞けない心臓音。


適当な人がいない場合、自分の鼓動を聞きます。
 
ウックンウックン・・・
血液が、大河のようにとめどなくながれています。
 
聴診器をそのまま腹へと移動させます。
 
ここでは、胃の空洞の中で一生懸命に消化活動している様子がうかがえます。
酸が溶け出し、食物が分解され、腸へせっせと送り出しているのです。
決して休むことはありません。
 
体内の細胞のひとつひとつが活動しています。
生命の神秘です。

体だけでなく、聴診器を使っていろんな物音も聞いてみます。

たとえば、壁に当てる。
時計に当てる。
木に当てる。
土に当てる。

普段、聞こえてくる音などほんの一部なんだと知ります。

耳がいっしょうけんめい聞かなくなった物音もたくさんあります。

視覚や嗅覚や他の感覚にゆだねてしまっているのかもしれません。

無数の音がこの世界にはあります。
知らない音も限りなくあるに違いありません。
聞こえないということは、音が無いことではないのです。

聴診器を当てると、体が「よし聞くぞ」という体制に入る気がします。

「熱心に聞く」という英語の表現に、

I'm all ears

というのがあります。
まさに、これです。
 
今、全身全霊で耳になっています。
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愛書、オックスフォードです。
コウビルド英英辞書も、常用しています。

辞書は引くだけでなく読破すべし、これ、持論です。

言語によってその国の文化や歴史を知り、それを使う人の思想やマナー、背景や感情まで読み取ることができるのです。

旅行時は「海外で役に立つフレーズ」とか「トラベル会話集」などで済ませずに、辞書から言葉と文化を学ぼうではありませんか。

外出時はとにかく辞書を忘れずに。




 
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動画用カメラです。
まだしつこく漢字表記にこだわっています。


先日、永田氏がパナソニックのビデオカメラをお買い上げになりました。
なんと、手のひらサイズです。

下手すりゃデジカメと間違えてしまうくらいの軽量小型です。
スクリーンにかるーくタッチ。
高画質HD。
ワイドスクリーン。
ハイテク。
 
ついこの間までHI8(ハイエイト)といわれる小指サイズのミニテープが入るビデオカメラを使っていたのです。ツアーに出るときは、10本ほどのテープ(現在入手困難により、すべて録画されたテープをさらに上撮り)をビデオバックにいれて出かけていました。それも、一本に付き一時間ほどしか録画できないため、公演途中の小休憩でテープを替えてもらわなければならないのです。この所為で何度も後半の公演が録画できなかったことがあります。
演奏後はウィーンっと5分ほどビデオが完全に巻き戻されるまでじーっと待ち、行ったり来たりしながら根気強く見たい場面を探し出すのでした。
ビデオテープがやたら擦り切れるのはその所為です。
それはもう、石器時代と人々が火を起こす苦労となんら変わりありませんでした。
 
そんな永田社中のビデオテープ時代も終わりました。

これからは賢いハードディスク内蔵の小型デジタルビデオで録画しちゃうのです。
らっくらくー、です。

でも、問題もないわけではありません。
超軽量小型のあまり、ほんのちょっとの振動でカメラは大地震が起きたかのように跳ね上がります。
ピントを合わせようと指先がほんのちょっとカメラにさわったその瞬間、画像はガクッと大揺れします。
そして指先がスイッチに触れるたびに、グウォゴアガガガギャ・・・という雑音。
高音質マイクのなせる業です。
なんならカメラマンの鼻息だって逃しません。

先日も、ワイドスクリーンカメラで録画した画像を永田邸の通常テレビ画面で観ていました。
みんなの顔も体全体もほそなが―い。間抜けです。
そしてなんだかレトロなのです。
この最新機器でもって。

石器時代のほうがよかった、かも、ね、、、
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MP3です。
USBつき。
WTH(WHAT THE HELL)?

エムピースリープレーヤー、 などとこしゃくれた名前の音声再生機です。
名前もアルファベット三つに短縮してスリムに、というところがますます鼻につきます。
MP3、実際の正式名称はこれです; 
「Moving Picture Experts Group Layer-3 Audio 」

中華人民国を見習って、英語を使わない独自の名称を考えてみました。

「超小型圧縮音声自動電子再生機」

「超」とかついただけで、もうすでにうさんくさい。
「自動」とか「電子」とかもかなり古臭いくみすぼらしいのです。

質が良くなり、軽量になり、そして便利になればなるほど名前(記号)が覚えにくくなります。とくに短縮とか省略とかで意味がなくなるともっと意味難解です。

MP3、AACやWAVEとかのファイル名、いわゆるフォーマット名となると、漢字で表すのは極めて困難です。波長やビット数なんかで説明されても、馬に念仏。


とはいえデジタルの時代です。
 
テープがくるくる回って、再生・録音されているという事実が見ることはできません。
ミクロの世界の記憶棒(メモリースティック)にどんどん暗記されていくのです。
それは大半の人間には理解不可能。
魔法のようなものなのです。
魔法箱から毎日のように、音楽や画像が流れてくるのです。

自分自身で選んで使える魔法。

でも、呪文(ぱすわーど)を忘れてしまうのが難。

で、電気と電波がないと、無効。
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MDです。

死語、ですか。

というか、北米でMDといったら、メディカルドクター?マスターディグリー?マリーランド州・・・
だれもミニディスクは思い浮かべないはず。
悲しい現実、です。

でもわたし、これまだ持ってます。
そして使ってます。
こんなに便利で手ごろな録音・編集機材が北米でまったく使い物にならない代物であるとは。
残念でなりません。
 
一時期、一部の録音技術者のみ使用していたものの、ハードディスクやメモリーカードの普及により完全に市場から姿を消しました。

それでもわたし棚に100以上ものミニディスクが残っている限り、この時代遅れの珍商品をこれからも愛用していきたいと思うのであります。
 
いとしいMD。
あと5年は生きててください。
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まずまずてんてん
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HN:
てんてん-TEN TEN
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性別:
非公開
自己紹介:
日本生まれ
カナダ大陸東南あたりに生息
比較的温暖な緑地を好む
雑食型(主に草食、ときどき肉)
群れない
種子を残さない
でもそれなりに依存型

「三味や太鼓で大騒ぎ」が得意
ひにひにてんてん
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